第1回 幸田露伴に親しむ会【亀谷まちづくり協議会】
明治20年、若かりし幸田露伴が北海道から東京への苦難の旅の途中に、二本松で餅を買い、ペンネーム露伴の由来となる句「里遠し いざ露と寝ん 草まくら」を詠んだとされています。
文豪幸田露伴ペンネーム縁の地として、まちづくりを進めている亀谷地区。今回は、幸田露伴についてもっと知識を深めよう!ということで様々な角度から幸田露伴の研究をする会の第1回目です。
幸田露伴が二本松を通過したのがちょうど「明治20年9月28日」。そして、今回の親しむ会の開催日は「平成20年9月28日」。なんと元号を除けば日付が同じ!この日を外してどうするの、というくらいにぴったり?の日付だったわけです。
今回のメニューでは、幸田露伴の作品「五重塔」や「突貫紀行」にまつわる話や、朗読。奥州街道意見交換会や露伴の食べたであろう餅の試食などが行われました。
まず会場の鏡石寺ご住職によります「五重塔」のお話。
塔の仏教的な意味合いも含めてわかりやすく解説いただきました。
続いてはご住職の奥様によります朗読。
「五重塔」の口語体のあらすじと
「五重塔」「突貫紀行」の一部を原文(文語体)のまま朗読。
えっ!?プロですか?というくらいの語り口に
静かなBGMがとてもマッチしていました。
後から伺ったところ、永年読み聞かせの朗読の活動をなさっているとのこと。
納得!
朗読会の後は部屋を移して自由な意見交換。
亀谷地区を縦貫している奥州街道について
お茶を飲みながら四方山話。
こちらが阿部川餅。(安倍川餅と字が違います。)
以前、幸田露伴の碑の完成式典の時にも手作りの餅が振舞われました。
今回は、地元のお菓子やさんが亀谷の名物として試作中のもの。
お菓子やさんも巻きこんだ動きになっているのです。
近日中に第2回が予定されているとのこと。
これからの活動が楽しみですね。
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